フィリピン留学をする際、学校選びもありますが、各学校には大体1人部屋と2人部屋、3~4人部屋があります。学校によって、部屋の様子は部屋の設備は異なりますが、どの学校も一人部屋に比べ、相部屋の方が料金が低いです。
私のこれまでの留学で1回目は1人部屋、2回目は2人部屋を選びました。個人的には1回目は1人部屋、2回目は2人部屋にして正解だったと思います。それぞれの部屋のメリットとデメリットについて紹介したいと思います。
ただ、はじめに選択した部屋から、ほかに空き部屋があれば変更してもらえることが多いです。気になる方は事前にエージェントを通じて確認しておきましょう。
私は1回目の留学では1人部屋を選びました。理由としては、いままで、ルームシェアの経験もなく、初めての留学で緊張しているなか、相部屋だと落ち着く場所がないと感じたからです。
エージェントの方によると、日本人は一人部屋を好む傾向があるらしく、部屋数的にも先に一人部屋から埋まっていくので、必ず一人部屋がいい人は早めに学校を決めて予約した方がよいでしょう。
実際、留学してみると、確かに日本人の社会人は一人部屋を選択している人が多かったです。
メリット
・プライベート空間が確保できる
フィリピン留学では朝から夕方まで、授業があり、常に人と接しています。そんななか、ひとりになれる時間が自室で過ごす時間です。特に神経質な人やきれい好きな人、一人の時間が必要な人にとっては一人部屋がいいと思います。
・他人に配慮する必要がない
相部屋になると、起きる時間や寝る時間、空調の温度や動画をみるときの音量、部屋での電話など、それぞれのタイミングがあるので、都度話し合うか相手に合わせる必要があります。その分、一人部屋だと自由に決めれますので、気疲れはしにくいと思います。
・自室で自習ができる
これは学校と人によると思うのですが、晩ごはんの後、寝るまでに宿題などの自習を行うことが多いと思います。学校に自習室が備わっている場合が多いのですが、使用時間が決まっていたり、空調が稼働している時間が決まっていたりするので、集中して勉強したい場合やスピーキングの練習をしたい場合は一人部屋の方が好ましいでしょう。
デメリット
・料金が高い
これは間違いないです。ただ、学校によって相部屋との料金の差が異なるので事前に確認が必要です。また、エアコンなどで電気を使いすぎると追加料金を求められる場合もあるので、一人部屋の方が割高になる傾向があります。
・情報が入りにくい
一人部屋だと、学校の急なスケジュール変更など、自分で情報を得ないと知らなかったという事態が発生しうります。実際、学校が急に次の日休校になったり、授業がなくなったりしたという経験があります。情報を共有してくれる仲間がいれば問題はないですが、相部屋に比べると情報は入りにくいでしょう。
・孤立する可能性がある
これは性格や相性の部分が大きいかと思いますが、相部屋だと、日常生活の中でルームメイトとの会話が発生します。ただ、一人部屋だと他生徒との交流に消極的だと授業以外で誰とも話さなかったということが起こりうります。それでも構わないという方もいると思いますが、交流目的の場合は相部屋の方を選んだ方がよいでしょう。
・ものの貸し借りがしにくい
基本的には自分のものは自分で購入しますが、ふいにトイレットペーパーが足りなくなったり、ちょっとした日用品が手元にないときにルームメイトがいれば頼ることができます。ルームメイトである期間が長くなれば、部屋での食器や調味料など、共有できるものは増えるかもしれません。
私は2回目の留学では2人部屋を選びました。理由としては、費用を抑えたかったことと、1回目とは違い、英語が少し話せるようになっていたので、他国籍の生徒がルームメイトになれば交流する機会が増えると思ったからです。
ちなみに留学中、2回ルームメイトがかわり、計3人ルームメイトがいましたが、いずれもベトナム人でした。国籍が違うというよりはその人の性格できれい好きだったり、早起きだったりそれぞれの個性によるので、一概にこの国の生徒はこうだということはないと思います。実際、ベトナム人のルームメイトに聞くとベトナムの都会出身か地方出身かによって、大きく文化が異なると言っていました。
2人部屋を経験してみて、先にシャワー浴びていいかや電気消すタイミング、部屋の鍵なくしたときに連絡したり、日常的な会話が発生していました。ただ、相性の問題もあると思うのですが、部屋ではそこまで会話をするわけではなく、どちらかというと食堂などであったときの方が雑談はしていました。ほかの生徒も同じようなことを言っている人が多かったので、ルームメイト=一番話す相手ではないのかもしれません。
また、3人以上の部屋は費用を安く抑えたい学生が多く選ぶ傾向があるので、3人部屋の人は割とわいわいしているイメージがあります。
メリット
・費用が安い
人数が増えるほど料金は下がる傾向にあります。
・ルームメイトとの国際交流がある
GWや大学の夏休み期間に行くと、日本人比率が高く、2人部屋を選んでも日本人がルームメイトということもありますが、基本的には他国籍の生徒がルームメイトになることが多いです。たとえばそれぞれ持ってきたお菓子を交換したり、それぞれの国ではやっているものや食べ物について教えあったり、異国のリアルな文化について触れることができます。
・情報を共有できる
学校の休講情報や自分より前から滞在している生徒であればおすすめの飲食店や旅行先などを聞くと教えてくれます。そのほか、ランドリーサービスや食事の時間など、最初のオリエンテーションで聞いた内容と違うということが多々発生しうるので、ちょっとしたことを聞ける相手がいるのは安心です。
デメリット
・プライベート空間が限られる
1部屋を2人で共有するので、1人部屋に比べると一人の時間は限られます。ただ基本的には日中は授業があるので、思っているよりも部屋で過ごす時間は少ないので、四六時中ルームメイトといっしょにいるというわけではないです。
・ライフスタイルを合わせる必要がある
一番は起床と就寝の時間です。わたしはルームメイトに普段何時に起きて何時に寝るか聞いて、できる限り合わせていました。ただ早起きが苦手だったので、朝食ぎりぎりまで寝てたのですが、ルームメイトは1時間早く起床していたので、毎日アラームの音で1度は目が覚めていました。寝るときも先に寝る方に合わせて電気を消していましたが、週末だから夜更かししようや今日は疲れたから早めに寝ようというときにルームメイトに気を遣う必要はあると思います。
・騒音や盗難などトラブルのリスクがある
私は経験したことはないですが、財布や手持ちのものがなくなったということはたまに発生するようです。学校によってはセキュリティーボックスがある場合もありますが、なくなって困るものは基本的にスーツケースの中に保管しておいた方がよいでしょう。
・ルームメイトと合わない可能性がある
人と人なので、合う合わないは発生しうります。性格の問題だけではなく、エアコンの設定温度やカーテンを開けるかどうかなど細かいことで軋轢が生じる可能性があります。ただし、基本的には学校のスタッフに伝えるとよほど満員ではない限り、部屋を変えてくれますので、我慢しすぎるよりは部屋を変えてもらった方がお互いのためによいかもしれません。
基本的には2人部屋と似ていますので、簡単に説明します。
メリット
2人部屋よりもさらに費用が下がる傾向にあります。そのほか人数がさらに増えるので、全員が国籍が違うと必然的に英語を話す機会は増えるでしょう。
デメリット
一番はお風呂とトイレが同じになっている部屋がほとんどかと思いますので、人数が増えれば増えるほど誰かがシャワーを使っている場合は部屋のトイレを使えないやシャワー待ちの時間が発生する可能性があがります。そのほか、国籍が1:2になると同じ国籍間では母語を使うことが多いので、何を話しているかわからない分ストレスに感じることもあるでしょう。